20/9/29

朝、起きると心がざわついている。朝の瞑想は短め。瞑想してからが本当の自分だと感じる。そういえば最近、瞑想前のお布施を増やした。それ以来、瞑想に集中できているようだ。

中村文則の「世界の果て」を読了。表題作が特に印象的で、面白い。犬を捨てに行く人が出てくるのだが、これは面白い発想だと思う。ナンバーガールの「発狂した飼い猫を川へ捨てに行って念仏唱えてさようなら」という歌詞を思い出しつつ読み進める。カミの声を待つ少年の心理描写にも引き込まれる。

最後に作者の解説が載っているのが嬉しい。犬は「ついてくるものというか、人間の内面にある、歪みの核の象徴のようなもの」とのこと。私はそんな読み方は全くしなかったけれど、このことを意識して読んだら、また新たな発見があるかもしれない。

巻末の広告を何気なく見ていたら、西村賢太の本が三冊載っていた。一時期、歩きながら読むほど西村賢太にハマっていたが、何冊か読むうち、いつも同じ話のように感じ、新作を読まなくなった。しかし広告を見ていたら読みたくなった。

「カツカレーから争いとなり同棲相手の秋恵を負傷させた貫太」とある。だめだろう貫太。なにがあったんだ貫太。元気にしてるのか貫太。気になりすぎるし本屋さんで見つけたら買おう。

日記を書くようになって、ネットを見る時間がかなり減った。だけど、坂口恭平さんの動きは気になる。久しぶりにTwitterをチェックしたら「お金の学校」という連載が始まっていた。あっという間に読了。私も、誰かにお金をもらう生き方から、自分でじゃんじゃん稼ぐ生き方をしたい。
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